【注意】
この先は植物沼が広がっています!
一歩足を踏み入れると抜け出せなくなるので、くれぐれも自己責任でお読みください。
注意書きを超えてきたってことは、沼に入りたいってことかい?
もの好きだね…。
私も最初は軽い気持ちで植物を育て始めましたが、「あれもかわいい」「これもいいね」を繰り返し、気づけば部屋がジャングル状態。
いつの間にか100鉢を超える植物と生活するようになりました。
100鉢になってからは数えるのを止めた。
でも後悔はしていません。むしろ毎日が楽しくて仕方がないです。
これをお読みのあなたはきっと「ちょっと植物育ててみたいな~」と思っているはず。
今回はそんなあなたに向けて、植物の選び方から実際に育てるまでのロードマップを作ってみました。
- 観葉植物の選び方
- 初心者でも育てやすいおすすめ品種7選
- 最初に揃えたい植物アイテム6選
- 観葉植物を買ってきたらまずやること
- 観葉植物の基本的な育て方
この記事を読むだけで、観葉植物を育てるための基本的な知識がほぼ全て手に入るので、ぜひ最後までお付き合いください。
このサイト(みどりのグリーン)は100株以上の植物と暮らすデザイナーが運営しています。
記事内の写真も我が家で撮影したものなので、あわせてお楽しみください!
観葉植物の選び方
観葉植物は下記のような選び方が一般的です。
- 置き場所で選ぶ
- 飾り方で選ぶ
- サイズで選ぶ
基本的には「育てやすい植物=環境に合った植物」なので、置き場所を基準に選ぶのがおすすめです。
置きたい場所の以下の項目をチェックしましょう。
- 温度:夏の最高温度と冬の最低温度
- 湿度:湿度60%以上をキープできるか
- 日当たり:どれくらいの明るさか(直射日光、レースカーテン越しの日光、ほぼ光が入らないなど)
- 風通し:そよ風程度の風通しがあるか(無風や風が強い場所だと観葉植物は育ちにくいです)
メジャーな観葉植物の耐寒・耐暑性や日当たりを表にまとめてみましたので、参考にしてみてください。
耐寒 | 耐暑 | 耐陰性 | 直射日光 | 乾燥 | |
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モンステラ | |||||
パキラ | |||||
ガジュマル | |||||
サンスベリア | |||||
フィカス・ウンベラータ | |||||
アンスリウム | |||||
シェフレラ | |||||
ポトス | |||||
テーブルヤシ | |||||
カラテア | |||||
アジアンタム | |||||
ユッカ | |||||
オリーブ | |||||
コーヒーの木 | |||||
アイビー | |||||
ビカクシダ |
その後、置き場所に合った品種の中で好みの飾り方ができる種類や、最適なサイズの個体を選んでいきます。
品種が決まったら店舗で見たり、ネットで調べながら、育てやすい個体を探しましょう。
初心者の方の場合、ちゃんと育っている健康な個体を選んだほうが失敗しにくいです。
- 新葉が出ているか
- 新葉が小さくないか
- 虫がついていないか
- 色に異常がないか
- 程よいボリュームか
選び方は記事で詳しく解説しているので、あわせてお読みください!
初心者でも育てやすいおすすめ品種7選
- パキラ
- ポトス
- アイビー
- サンスベリア
- フィカス
- テーブルヤシ
- ビカクシダ
どれがいいかわからない人向けに、初心者でも育てやすい観葉植物を7つ選んでみました。
実際に我が家で育てている植物たちの写真付きで紹介していきます!
パキラ
光 | 明るい窓辺 |
耐寒性 | 10℃ |
水やり | 土の表面が乾いてから |
飾り方 | 鉢植え |
花言葉 | 「快活」「勝利」 |
観葉植物のド定番。
成長速度が早く、あっという間にデカくなります。
定番なだけあって、育てやすさも段違い!
樹木のように育てたいのであれば実生株(種から育てられた株)がおすすめ。
上の写真のように挿し木された株は幹部分がなかなか太らないので、理想のイメージがある方は購入時に気を付けてくださいね。
ポトス
光 | 明るい窓辺 |
耐寒性 | 5℃ |
水やり | 土の表面が乾いたら |
飾り方 | 鉢植え、ハンギング、支柱 |
花言葉 | 「華やかな明るさ」「永遠の富」「長い幸」 |
ポトスはとにかく安価で育てやすいのが特徴です!
品種も多めで、葉っぱが緑のものはもちろん、斑入りの白っぽいものまで様々。
斑入りは必要な日光量も比較的少ないので、暗いところに置くなら斑入りの品種がおすすめです。
うちでは少し暗い場所に置く予定だったので、写真の「マーブルクイーン」を育てています。
アイビー
光 | 真っ暗じゃなければどこでもOK |
耐寒性 | 0℃ |
水やり | 土の中心がしっかり乾いたら |
飾り方 | 鉢植え、ハンギング |
花言葉 | 「永遠の愛」「友情」「誠実」「不滅」「結婚」 |
どんな環境でも耐えられる強い植物を探しているならアイビーがおすすめ。
外でも室内でも、直射日光でも日陰でも、関係なく育ちます。
生命力オバケなのでちょっとやそっとじゃ枯れません。
ツタが伸びていくのでハンギング向きです。
ナチュラルテイストのお部屋なんかには特にバッチリ似合うと思います。
サンスベリア
光 | 明るい日陰 |
耐寒性 | 10℃ |
水やり | 土の中心がしっかり乾いたら |
飾り方 | 鉢植え |
花言葉 | 「永久」「不滅」 |
「できるだけ水やりしたくない」という人にはサンスベリアがおすすめです。
多肉質な葉っぱなので水切れに強く、月1~2回程度の水やりでもOK。
もはや多肉植物といっても過言ではない…!
棒タイプと葉っぱタイプの品種があるので、お好みで選びましょう。
フィカス
光 | 明るい窓辺 |
耐寒性 | 10℃ |
水やり | 土の中心がしっかり乾いたら |
飾り方 | 鉢植え |
花言葉 | 「永久の幸せ」 |
葉っぱが大きく、見ごたえ抜群!
樹木のように育つものは、お部屋のシンボルツリーとしてもおすすめです。
品種によって葉の形や色、模様が違ったり、幹の部分が曲げてあるものがあったり、色んな見た目を楽しめます。
木っぽいタイプのフィカスは葉が厚いので水切れにも強く、お世話が楽です。
ちなみにフィカスはフィカスでも、「プミラ」や「ツル性ガジュマル」といった、ツル性タイプは水切れに弱め。
育てる感覚がけっこう別物なのでお気を付けください。
テーブルヤシ
光 | 明るい日陰 |
耐寒性 | 5℃ |
水やり | 土の表面が乾いたら |
飾り方 | 鉢植え |
花言葉 | 「あなたを見守る」 |
テーブルヤシは耐陰性が高い植物を探している方におすすめ。
うちでは日光や育成ライトの光があまり当たらない場所に置いてるんですが、それでもすくすく育っています。
名前の通り、テーブルに置けそうなサイズなので小さい植物を探している方にもぴったりです。
ビカクシダ(コウモリラン)
光 | 明るい日陰 |
耐寒性 | 5~15℃(品種による) |
水やり | 土の中心がしっかり乾いたら |
飾り方 | 鉢植え |
花言葉 | 「信頼」「助け合う」 |
最近マニアの中で流行っている植物です。
- 貯水葉:根っこを守るように映える葉っぱ
- 胞子葉:貯水葉からぴょーんと飛び出すように生える葉っぱ
上記の2種類の葉っぱがランダムで生えてくるので、「次はどっちが生えてくるかな…」というのが楽しめます。
ビカクシダマニアは貯水葉が大好きなので、貯水葉ターンが始まると歓喜の舞を踊ります。
値段が結構高めな種類多く、板付してあるものだと数万円することも。
安くて育てやすい品種なら「ビフルカツム」か「ネザーランド」がおすすめです。
その他のおすすめ品種はこちらでチェック
最初に揃えたい植物お世話アイテム6選
植物を買ったら、ついでに植物アイテムも揃えましょう!
- 霧吹き
- 肥料・活力剤
- 剪定ばさみ
- 鉢
- 土
- 土入れ・スコップ
これらは長く育てるなら確実に必要になります。
あと、下のリストのアイテムもあると便利なので、できる範囲で買ってみてください。
- ジョウロ・水差し
- サスティー
- 軍手
- 水切りトレー
- 温度計・湿度計
- サーキュレーター
- 植物育成ライト
- ヒートマット
それぞれのアイテムの使い方やおすすめはこちら!
観葉植物を買ってきたらまずやること
「観葉植物を買ったらまず水やり」と思っている人も多いかもしれませんが、ちょっとストップ!
置かれている環境が変わるのは植物にとって結構ストレスです。
ストレスがかかっているときは根っこから水が吸える量が少なくなってしまうことがあるので、そこに大量に水をあげてしまうと根腐れの原因となります。
なので、まずは3日~1週間程度放置してみてください。
その他にも植物を買ってきたらまずやって欲しいことがあります。
- 植物の名前がわかるようにしておく
- 植物の育て方を調べる
- 害虫チェック
- 植え替えをする
それぞれの詳しいやり方は下の記事で解説しているので、あわせてお読みください。
観葉植物の基本的な育て方
植物を買ってきて1週間くらい経ったら、いよいよ日常のお世話モードになっていきます。
まずは置いている場所が植物に適した環境になっているかチェックしましょう。
観葉植物に適した環境の目安としては、下記のような感じになります。
- 光:明るい日陰くらいの光量の場所
- 風通し:そよ風が通るくらいの場所
- 温度:最低温度が10℃を下回らないくらいの場所
- 湿度:50~60%を下回らないくらいの場所
光が足りない場合は植物育成ライトを設置したり、風が足りない場合サーキュレーターを設置したりなど、足りない要素を補ってあげましょう。
置き場所の環境を整えたら、あとは以下のお世話を繰り返していくだけです。
- 水やり:土が乾いたら、鉢底からあふれるくらいに。
- 葉水:できれば毎日、霧吹きで葉っぱの表裏をびちゃびちゃにする。
- 肥料・活力剤をあげる:生育期(春~秋)に週1回くらい。
- 剪定:気になる長さになったら生育期にカット。
- 植え替え:1~3年に1度、新しい土と鉢に植え替える。
詳しいやり方は下の記事でチェックしてみてください。
楽しいグリーンライフをお送りください!
ということで、この記事では観葉植物を選び方から実際に育てるまでを解説してきました。
見返したい部分がある方は以下の目次でお戻りください!
今回は以上となります。
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