皆さん、ビカクシダといえば?

板付け~~~~!(どんだけ~のテンションで)
最近、園芸店などでは板付のビカクシダを見る機会が増えました。
でも、あいつらやたらと高いですよね。
鉢植えだと数千円なのに、板付にされた途端1万円超えてくるので、自分で板付をしようと考えている人も多いんじゃないでしょうか?(私もそれで板付けを自分でやるようになりました)
そんな方に向けてこの記事では、ビカクシダの板付のやり方を写真つきで詳しく解説していきます。
ビカクシダの板付に適した時期や必要なアイテムも解説していくので、ぜひ参考にしてみてくださいね!



このサイト(みどりのグリーン)は100株以上の植物と暮らす夫婦(デザイナー妻とライターの夫)が運営しています。
記事内の写真も我が家で撮影したものなので、あわせてお楽しみください!
ビカクシダの板付に適した時期は?





春がベストです!
ビカクシダは熱帯などの温かいところが原生地で、15℃~25℃くらいでよく成長します。
日本だと春~秋頃がビカクシダの成長期で、一般的にはこの時期が板付に適していると言われることが多いです。
ただ、日本の真夏の暑さは結構ビカクシダにとってキツイ場合が多いので、真夏の板付はダメージが出ることも。
また、秋も春と同様にビカクシダにとって過ごしやすい季節ではありますが、寒さが苦手なので、板付で根にダメージを残したまま冬に突入すると枯れることがあります。
なので、ビカクシダの板付はできれば春にしましょう。
ただ、真夏や冬でもエアコンや暖房器具で室温を15℃~25℃くらいを保てるのであれば、どの季節に植え替えをしても基本的には大丈夫です。
ビカクシダの板付に必要なもの


- 板
- 水苔
- テグス
- 吊るす紐やワイヤー
板
焼いた杉板やヘゴ板などが定番ですが、テグスを巻いて歪まない程度に丈夫ならなんでもOKです。
吊るす場合は紐などが通る穴が空いているものを選びましょう。(それか自分で空けましょう)



うちでは100均で買った網に板付したビカクシダもいます。


水苔
ビカクシダの根っこが着生するための水苔です。
水苔の品質も結構ピンキリで、品質がよくないものだとすぐ切れてチリチリになってしまうことがあります。
我が家ではSpagmoss一択です。



Spagmossの水苔はかなり品質がよくて、切れにくいです!


テグス
テグスは水苔に巻きつけてビカクシダを固定します。
基本なんでもOKですが、伸び縮みするやつだとかなり巻きにくいので、伸びないやつがおすすめです。
今回はエキスパートの10号のテグスを用意しました。


吊るす紐やワイヤー
板を何かに吊るす場合は、紐やワイヤーなどを用意しましょう。
あまりにも細いと支えきれない場合があるので、少し太めのものがおすすめです。
今回は、3mmのアルミ針金を用意しました。


ビカクシダの板付のやり方


前日に水苔を水で戻しておきましょう。
ジップロックなどに少なめの水と一緒に入れて一晩置くと、ふんわりと戻るのでおすすめです。


ビカクシダを鉢から抜いて、根っこをほぐしていきます。
このときに、根を傷つけないように気をつけながら、もともと植わっていた土や水苔をできるだけ取り除きましょう。
(多少なら根っこを切ってしまっても問題ないので、神経質になりすぎなくても大丈夫です)
ちなみにビカクシダの根っこは黒いんですが、一般的な観葉植物だと「黒い根=死んでいる根」なので、ちょっとびっくりする人もいるかもしれません。



私も通った道です。


水で戻した水苔を板の着生させたい部分に盛っていきます。
真ん中は根っこが入るように窪ませておきましょう。


根っこを窪みに入れて、水苔で包んでいきます。
このとき、ビカクシダの成長点(葉っぱが生えてくる部分)の上下に気をつけてください。



成長点が上を向くように固定するのがベストです!
上下を間違えても成長はするんですが、形が崩れてしまいます。
胞子葉が生えていれば成長点の向きはだいたい分かると思いますが、品種によって胞子葉が上向きのものと下向きのものがあるので注意です。
わからない場合は「〇〇(品種名) 上下」と検索してみてください。


続いて、テグスを巻いて水苔を固定していきます。
巻くときは下の画像のような感じで、株を挟んでいくようにすると上手くいきやすいです。


必要であれば、巻きながら水苔を追加しましょう。
テグスを巻く際は、貯水葉を巻き込んでも大丈夫ですが(むしろ固定するために巻き込む場合が多い)、成長点は傷つけないように注意してください。
15~20巻きくらいで固定できるとベストらしいですが、初心者は何回でも巻いてOKです。



私も下手くそなので何回も巻きます。


できました!



かわいい~~!!
最後に必要であれば紐や針金を通して完成です。


楽しいグリーンライフをお送りください!
この記事ではビカクシダの板付について解説してきました。
今回の記事を簡単にまとめると以下の通りです。
春がベストだが、気温が15~25℃を保てるならいつでもOK。
- 板
- 水苔
- テグス
- 吊るす紐やワイヤー
- 水苔を水で戻す
- ビカクシダを鉢から出して根っこをほぐす
- 板に水苔を盛る
- ビカクシダの根っこを水苔で包む
- 水苔をテグスで巻いて固定する
- 必要であれば紐や針金を通す
ぜひ参考にしてみてくださいね。



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