皆さんは「人生の重大な選択」と言われると、何を想像しますか?
「どの学校に進学するか」「どの会社に勤めるか」「この人と結婚するかしないか」と並ぶくらい、「どの観葉植物を選ぶか」は人生における重大な選択ですよね。

どの植物を選ぶかで人生が変わるといっても過言ではない。
いや、過言です。
とはいえ、観葉植物は種類が多いので、どれにすればいいか悩んでしまう人も実際多いんじゃないでしょうか。
この記事では下記について解説していくので、植物選びに苦戦している人はぜひ最後までお読みください。
- 観葉植物を選ぶときのポイント
- ネットと実店舗、どっちで買う方がいい?
- お店で植物を買うときのチェックポイント
- ネットで植物を買うときのチェックポイント



このサイト(みどりのグリーン)は100株以上の植物と暮らす夫婦(デザイナー妻とライターの夫)が運営しています。
記事内の写真も我が家で撮影したものなので、あわせてお楽しみください!
観葉植物を選ぶときのポイント


- 置き場所にあった品種を選ぶ
- 飾り方で選ぶ
- サイズで選ぶ
- 「観葉植物」以外の植物も調べてみる
置き場所にあった品種を選ぶ
置き場所にあった植物を選ぶと、初心者の人でも管理が簡単になります。



「育てやすい植物=環境にあった植物」です!
- 温度:夏の最高温度と冬の最低温度
- 湿度:湿度60%以上をキープできるか
- 日当たり:どれくらいの明るさか(直射日光、レースカーテン越しの日光、ほぼ光が入らないなど)
- 風通し:そよ風程度の風通しがあるか(無風や風が強い場所だと観葉植物は育ちにくいです)
メジャーな観葉植物の耐寒・耐暑性や日当たりを表にまとめてみましたので、参考にしてみてください。
耐寒 | 耐暑 | 耐陰性 | 直射日光 | 乾燥 | |
---|---|---|---|---|---|
モンステラ | |||||
パキラ | |||||
ガジュマル | |||||
サンスベリア | |||||
フィカス・ウンベラータ | |||||
アンスリウム | |||||
シェフレラ | |||||
ポトス | |||||
テーブルヤシ | |||||
カラテア | |||||
アジアンタム | |||||
ユッカ | |||||
オリーブ | |||||
コーヒーの木 | |||||
アイビー | |||||
ビカクシダ |



植物は個体差もありますし、育て方次第で環境に慣らすこともできるので、上の表はあくまで傾向として考えてください。
飾り方で選ぶ
観葉植物にはいろいろな飾り方があります。
- 床や棚などにそのまま置く
- ハンギング(吊るす)
- 壁掛け
- 苔玉仕立て



下の写真を参考に、どれがお部屋に合いそうか考えてみてください!








サイズで選ぶ
植物を選ぶときには、置きたい場所に適したサイズのものを選びましょう。
実店舗で見て買えるなら大きく間違えることはないと思いますが、ネット通販で買うときはサイズ感が分からず大きすぎたり小さすぎたりしてまう場合があります。



小さい部屋に大きい観葉植物を置くと、植物のお家に居候してるみたいな感じになります…
ネット通販だと植木鉢の号数でサイズ感が表記されることが多いので、下記の表を目安に選んでみてください。
号数 | サイズ感 |
---|---|
4号以下 | テーブルに飾る |
4~6号 | 棚に飾る |
6~10号 | 狭めの部屋の床に置く |
10号~ | 広い部屋の床に置く |
あと、皆さんうっかり忘れがちですが、植物は育つと大きくなります。
1年でびっくりするくらい成長する植物もあるので、将来的にどのくらいの大きさになるのかも調べてから買いましょう。



下の画像は、我が家で育てている「ヒメモンステラ」の成長記録です。




「観葉植物」以外の植物も調べてみる
植物ビギナーさんは「室内やベランダで育てる植物=観葉植物」と考えている方も多いと思います。
しか~し!実は観葉植物とよばれるジャンル以外にも、室内やベランダで育てやすい植物が結構あるんです。
観葉植物以外のジャンルも知っておくと選択肢が広がるので、簡単に紹介していきます。
我が家で育てている写真も載せておきますので、ピンと来る見た目の植物がないかチェックしてみてください。
エアプランツ



エアプランツは土なしで育てられます!


多肉植物



多肉植物は日光が必要ですが、水やりが少なくて楽です。


塊根植物



独特フォルムのレア植物。


サボテン



室内OKで水切れにも強いズボラさん向け植物。
盆栽



渋いねぇ…
ネットと実店舗、どっちで買う方がいい?


「買いたい植物はなんとなく決まったけど、ネットと実店舗どっちがいいんだろう?」という人も多いと思います。



購入場所ごとのメリット・デメリットを簡単にまとめたので参考にしてみてください!
購入場所 | メリット | デメリット |
---|---|---|
園芸店・花屋 | 手入れが行き届いている 相談しながら購入できる レア植物が置いてあることも | ホームセンターに比べると若干価格が高い 店舗が身近にない場合が多い |
ホームセンター | 土や鉢なども手に入れやすい まれにレア植物が安く売っている | 専門店に比べると手入れが行き届いていないことがある 専門スタッフがいない場合がある 都市部は店舗数が少ない |
ネット通販 | 価格が比較しやすい 種類が豊富 オークションサイトは安価 | 届いてみないと状態が分からない 送料がかかる 普及種は実店舗より価格が高め |
インテリアショップ | おしゃれな鉢とセットで買える 自宅の雰囲気に合わせやすい | 手入れが行き届いていないことがある 価格が高い 種類が少ない |
100円ショップ | 価格が安い | 手入れが行き届いていない 小さいものしかない 種類が少ない |
とはいえ、上記はあくまで傾向なので、ピンとくる植物があればどこで買ってもOKです。



買いたいときが買い時です!
お店で植物を買うときのチェックポイント


- 新葉が出ているか
- 新葉が小さくないか
- 虫がついていないか
- 色に異常がないか
- 程よいボリュームか
新葉が出ているか
植物は異常があると新葉を出さなくなることがあります。
なので、新葉が出ている植物を買うと、初心者の人でも比較的失敗しにくいです。



イメージとしては即戦力社員の中途採用
新葉は色や形で直感的にわかることが多いですが、もしわからなかったら「〇〇(植物名) 新葉」などのキーワードで画像検索してみてください、
新葉が小さくないか
植物は順調に成長していくと、新葉が古い葉っぱより大きくなります。
逆にいうと、新葉が古い葉っぱより小さい場合は、
- 湿度不足
- 温度不足
- 肥料切れ
- 害虫
- 病気
といったような、何らかの異常が起こっている可能性があります。
もちろん、新葉が成長しきっていない場合は古い葉より小さいのは当たり前なんですが、ある程度成長しているのに古い葉より小さい場合は何か異常があることが多いので、気をつけましょう。



下の画像のシンゴニウムは真ん中の新葉が周りの古い葉っぱより小さいです。


虫がついていないか
植物を選ぶときには、害虫がついていないかチェックしましょう。



私は虫が死ぬほど嫌いなので、鬼の形相でじっと見つめてチェックしてから買います。
大きい虫は分かりやすいですが、小さい白い埃にしか見えないようなものが虫だったりするので、じっくりと見て観察してみてください。
色に異常がないか
植物を選ぶときは色もチェックしましょう。



周りの同じ品種の株と比べたり、必要であればネットで画像検索して見比べます。
色に異常がある場合は、
- 光不足
- 光過多
- 肥料切れ
といったことが考えられます。
程よいボリュームか
初心者さんで植物を上手に育てられる自信がない場合は、程よいボリュームの株を選びましょう。
- 葉っぱが少なすぎる:何らかの異常が起きていて復活が難しい場合がある
- 葉っぱが多すぎる:日当たりの悪いお部屋だと葉数に対して光量が足りず、下の葉が枯れる場合がある



葉っぱが多い株を買って、後で株分けしてもOKです!
ネットで植物を買うときのチェックポイント


- どの写真が実物か
- 出品者の評判
- 送料
- 配送方法
どの写真が実物か
ネット通販で植物を買う場合は、どの写真が実物かちゃんと確認しましょう。
「1枚目が理想・親株で、2枚目に実際の植物の写真」という順番で並んでいることが結構あります。



特にメルカリとヤフオク。
1枚目だけみて購入すると、想像と全く違う植物が届くことがあるので、どの写真の植物が実際に届く商品なのかチェックしてください。
出品者の評判
ヤフオクやメルカリなど、個人間取引で植物を買う場合は、販売者のレビューをチェックしておきましょう。



あまり評判がよくない出品者は避けた方が無難です
フリマアプリやネットオークションでは登録品種を無断で販売している人もいるので、ご注意ください。
(登録品種の無断販売は種苗法違反です)
品種登録されているかは農林水産省のページで検索できますが、めちゃくちゃ使いにくいんですよね…。
分からない場合はヤフオクやメルカリではなく、楽天市場やAmazonなどで購入した方が安心です。
送料
植物の通販は送料が高めの場合が結構あります。
商品の本体価格だけでなく送料も見て、合計いくらかかるのかをチェックしましょう。



同じショップで複数鉢を購入すると合算してくれる場合が多いです。
配送方法
通販の場合は、どういった配送方法なのかという点もチェックしましょう。
- 抜き苗:鉢と土なしで配送される
- 土(鉢)付き:鉢に植えられた状態で配送される
- 第四種郵便:送料が安いが届くまで日数がかかる配送方法



抜き苗で買うときは手元に土と鉢を用意しておきましょう
楽しいグリーンライフをお送りください!


ということで、この記事では観葉植物の選び方について詳しく解説してきました。
見返したい部分がある方は以下の目次でお戻りください!
今回は以上となります。





インスタもやってるので、ぜひフォローお願いします!