観葉植物の水やりってどうやればいいの…?
私がその疑問にお答えします!
この記事では実際に観葉植物を100鉢以上育てている筆者が、下記について解説していきます。
- 観葉植物の水やりの基本
- 応用的な水やりテクニック
- NGな水やり方法
- よくあるお悩みへの対処法
この記事を読むだけで観葉植物の水やりがだいたい分かるようになるので、これから観葉植物を育てたい方はぜひ最後までお付き合いください。
このサイト(みどりのグリーン)は100株以上の植物と暮らすデザイナーが運営しております。
記事内の写真も我が家で撮影したものなので、あわせてお楽しみください!
観葉植物の水やりの基本
まずは水やりの基本を押さえましょう!
- タイミング:春~秋は土の表面が乾いたら、冬は表面が乾いてから1~2日後に与える
- 水の量:鉢底から水があふれるくらいたっぷりと
- 時間帯:できれば晴れた日の午前中
上記はあくまで基本なので、植物の種類や置かれている環境、季節によって微調整が必要です。
また、植物は環境に慣れることもできるので、上記に当てはまらない水やりにも適応してくれる場合があります。
例えば、毎回夕方に水やりをすれば、徐々にそれに慣れてくれます…!
逆に毎回違う水やりをすると、なかなか環境に適応出来ず弱らせてしまう可能性があるのでご注意ください。
応用的な水やりテクニック
腰水・底面給水
腰水(こしみず)や底面給水は、鉢の下から水を吸収させる方法です。
受け皿やトレーに水を溜め、そこに鉢を置けば下側から水を吸ってくれます。
我が家ではシダ系の水好きな植物や、旅行などで数日家を空けるときによくやります!
ちなみに、ずっと底面から給水させ続けると土の中に老廃物が溜まっていくので、1ヶ月に1~2回は鉢の上から水やりをしましょう。
どぶ漬け
どぶ漬けは、植物全体を水に浸ける方法です。
この方法は、土が劣化していてなかなか水が染みていかない場合などに使えます。
水を張ったバケツなどに植物をドブンと漬けます!
泡が浮いてこなくなるまで漬けておけばOK。
ただ、褐斑細菌病などの菌が水を媒介してほかの植物に伝染る可能性があるので、水を使い回すときはくれぐれもご注意ください。
水耕栽培・ハイドロカルチャー
水耕栽培やハイドロカルチャーは、土を使わずに水にずっと浸けておく方法です。
これらの方法は、水管理がしやすく、室内での清潔感を保てるというのがメリット。
ずっと同じ水を使い続けると雑菌が増えてしまうので、定期的に水を替えてあげましょう。
ただ、今までずっと土で植えていた植物を水耕栽培やハイドロカルチャーに変えると、根腐れする可能性があるので注意してください。
(しばらくすると水耕栽培に適した根っこが生えてくることもありますが、そのまま根腐れしてダメになってしまう場合もあります)
NGな水やり方法
ちょろちょろ水やり
少量の水を与える「ちょろちょろ水やり」は避けましょう。
土の中まで染み込まず、水をあげているのに水枯れを起こす可能性があります。
水やりの基本は「鉢底からだーっとあふれるくらいたっぷりと」です。
日数で管理
「3日に1回」みたいに水やりのタイミングを日数で管理するのはあまりおすすめしません。
植物の種類や環境によって必要な水の量が変わるので、日数で管理するとタイミングが合わなくなってしまいます。
人間でも大人と子ども、夏と冬などで必要な水分量は変わりますよね。
なので先程書いたように、土の乾燥状態を確認しながら適切なタイミングで水を与えることが大切です。
よくあるお悩みへの対処法
土がなかなか乾かない
土が乾かないときはいくつが原因があるので、原因ごとの対処法をまとめました。
土が乾かない理由 | 対処法 |
---|---|
土の劣化 | 春~秋なら新しい土に植え替えをする。 冬は乾かし気味に管理して、植え替えシーズンを待つ。 |
風通しが悪い | 風通しのいい場所に移動するか、サーキュレーターを置く。 |
光が足りていない | ある程度光がある場所に移動するか、植物育成ライトなどで光を補う。 |
植物が弱っている | 弱っている原因を特定し、処置をする。 |
植物が弱って土が乾かない場合の代表的な原因と対処法は以下です!
- 根腐れ:腐って黒くなった根っこを除去し、新しい土に植え替える。
- 肥料焼け:置き肥が多い場合は取り除く。液肥が濃い場合は真水をたくさんかけて薄める。元肥が多い場合は植え替える。
- 害虫:手や濡れたティッシュなどで取り除く。場合によっては害虫に効くスプレーなどを使う
水やりを忘れて枯れかけている
この場合は、まずは一旦普通に水やりをして(どぶ漬けでもOK)、土に水をたっぷり染み込ませましょう。
その後は復活するまで腰水を続けてください。
完全に枯れているとダメな場合も多いんですが、生き残っているならこの方法で復活することがあります。
ちなみに家のアスパラガスは水切れでカラッカラになってしまったんですが、この方法で復活してくれました…!
旅行などで数日間水やりができない
数日水やりができない場合のオーソドックスな対処法は腰水です。
深めの受け皿を用意して水を溜め、そこに鉢を入れておけばOK!
時期にもよりますが、2~3日程度の旅行だったら腰水で耐えられます。
それ以上の日数に場合は大きめのペットボトルで給水器を作ったほうが無難です。
楽しいグリーンライフをお送りください!
ということで、この記事では観葉植物の水やりについて解説してきました。
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