観葉植物の冬越し|おすすめ防寒グッズや水やり方法を解説!

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寒いと朝起きれなくなる皆さん、こんにちは!

私も皆さんと同じく、冬は全く起きれません。

みどバード

天国って冬のお布団のことだと思っています。

観葉植物もそんな私たちと同じように、休眠してしまうものが多いんです。

観葉植物は熱帯地方に自生している種が多いので、基本的には寒さが苦手。

大切に管理しないと冬は枯れてしまう可能性が高くなります。

この記事では下記について解説していくので、冬に大切な植物を枯らしたくない方はぜひ参考にしてみてください!

この記事の内容
  • 観葉植物が冬に傷んでしまう理由
  • 冬越し方法とおすすめ防寒グッズ
  • 冬にNGなお手入れ方法
  • 寒さで傷んだ植物の復活方法
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このサイト(みどりのグリーン)は100株以上の植物と暮らすデザイナーが運営しています。
記事内の写真も我が家で撮影したものなので、あわせてお楽しみください!

我が家の植物たち
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観葉植物が冬に傷んでしまう原因

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まずは冬に植物が枯れる原因を知っておきましょう!

観葉植物が冬が苦手な理由は、生育に必要な以下の4要素が不足してしまうからです。

  • 温度:観葉植物は15~25℃くらいが適温
  • :冬は日照時間が短くなり光不足になりやすい
  • 湿度:冬の空気&暖房で乾燥
  • 風通し:締め切った室内で風通しが悪い

それぞれが不足したときの症状も知っておきましょう。

不足症状
温度成長が止まる
古い葉っぱが黄色くなる
土が乾かなくなり根が痛む
徒長する
葉っぱの色が変わる
(緑の濃さが変わったり、赤い葉が緑になったりします)
湿度新葉が小さくなる
古い葉っぱが黄色くなる
ハダニが出やすくなる
葉っぱが丸まる
アロカシアの葉っぱが垂れる
土が乾かなくなる
土の表面にカビやキノコが生える
コバエやアブラムシが出る
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次の章からはそれぞれの要素ごとの対策方法を解説していきます!

【温度】寒さの対策方法

寒さの対策方法
  • 植物ごとの耐寒温度を調べる
  • 水やりを控えめにする
  • 保温グッズを使う
  • 加温グッズを使う

植物ごとの耐寒温度を調べる

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まずは自分が育てている植物の耐寒温度を調べましょう!

人気の観葉植物の耐寒温度
  • モンステラ:5℃
  • パキラ:5℃
  • ガジュマル:5℃
  • サンスベリア:10℃
  • ポトス:5℃
  • コーヒーの木:5℃
  • ドラセナ:5℃
  • エバーフレッシュ:8℃
  • オリヅルラン:3℃
  • カラテア:10℃
  • ソフォラ:3℃
  • テーブルヤシ:5℃
  • マドカズラ:5℃

上記はあくまで目安なので、これ以下でも耐えられる場合がありますが、あんまり無理をさせすぎると普通に枯れちゃいます。

あと、観葉植物は基本的に温かい場所が自生地なので、ベランダなどで育てていた植物は冬場だけでも屋内に取り込みましょう。

水やりを控えめにする

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気温が低い場所に置いている植物は普段より水やりを控えめにしましょう

水を切り気味にすると植物内の樹液が濃くなって、若干寒さに強くなります。
(薄い砂糖水より濃い砂糖水の方が凍りにくいのと同じ原理です)

また、冬場は生育がゆっくりになるので、「〇日に1回」といった感じで日数で水やりを管理している場合、いつも通りに水やりをすると根腐れしてしまうことも多いです。

なので、冬は「土が乾いてから3~4日ほど開けて」を目安に水やりをしてみましょう。

置き場所や土の種類によって乾くスピードが違いますので、最初は少なめから様子をみてください。

ただ、暖房ガンガンで温かいお家だと、他の季節と同じように生育しているので、その場合はいつも通りの水やりでOKです。

保温グッズを使う

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ここから本格的な寒さ対策になります!

簡単な保温グッズとして、以下のアイテムがおすすめです。

保温グッズ
  • 段ボール
  • 発泡スチロール
  • フルーツキャップ

植物は根っこで寒さを感じるので、鉢を保温してあげましょう。

加温グッズを使う

超安全に冬越ししたいなら、以下のような加温できるアイテムを使ってあげましょう。

保温グッズ
  • エアコン(植物に直接風を当てないように)
  • ヒーターマット
  • パネルヒーター

目安として15℃~25℃くらいをキープできると、観葉植物は冬でも元気に育ってくれます。

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我が家ではヒーターマットを使っていますが、冬でも寒がっている症状がほとんど出ないです!

【光】光量不足の対策方法

光量不足の対策方法
  • 植物の耐陰性を調べる
  • 適切な光が当たる場所に植物を置く
  • ライトで補光する

植物の耐陰性を調べる

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まずは温度と同じように、自分が育てている植物の耐陰性を調べましょう!

耐陰性が高い植物の例
  • シェフレラ
  • アイビー
  • テーブルヤシ
  • アロカシア
  • ペペロミア
  • ガジュマル
  • モンステラ
  • アジアンタム

ネットで調べるときには「〇〇(植物名) 耐陰性」や「〇〇(植物名) 日当たり」といったキーワードで検索してみてください。

適切な光が当たる場所に植物を置く

耐陰性を調べると、その植物に最適な光量も書いてあると思うので、家の中で適した場所がないか探してみましょう。

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とはいえ、大体は以下のどれかが書いてあると思います。

  • 半日陰
  • 明るい日陰
  • レースのカーテン越しに日光が当たる場所
  • 明るい窓辺
  • 直射日光が当たる場所

青が「直射日光NG(だけど適度な明るさ必要)」で、黄色が「直射日光歓迎」みたいなイメージで捉えればOKです。

観葉植物の場合はだいたい直射日光NGなので、室内の明るい日陰に置けば大丈夫だと思います。

冬場の窓際は寒くなるので、そこだけ気をつけてください。

ライトで補光する

冬は日照時間が短いので、窓からの光だけでは不足してしまう場合も多いです。

どうしても光が不足して元気がなさそうなときには、ライトで補光してあげましょう。
(ちなみに、補光してあげると若干寒さにも強くなります。)

普通のLEDや蛍光灯でも育たないことはないんですが、できれば植物育成用ライトがあるとベストです。

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我が家でも植物育成ライトを設置しまくっています!

実際に我が家で使っているおすすめの植物育成ライトを下記の記事で紹介しているので、あわせてご覧ください。

もし予算的に植物育成ライトが厳しい場合は、太陽に近い高演色のLEDがおすすめです。

【湿度】乾燥の対策方法

乾燥の対策方法
  • 植物を密集させて置く
  • 葉水をする
  • 濡れたタオルや水が入ったコップを置く
  • 密閉する
  • 加湿器を使う

葉水をする(寒すぎる日は注意)

葉水とは霧吹きなどで葉っぱを濡らしてあげるお手入れ方法です。

葉っぱを濡らしてあげることで、乾燥対策になるだけでなく、蒸散を促してくれるので植物の生育にもいい効果があります。

ただ、寒い部屋だとずっと乾かず、葉っぱにシミができてしまうことがあります。

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カラテアなどの葉っぱが薄い植物は特に注意!

目安として室温が10~12℃以下になるときは葉水を控えた方が無難です。

葉水する場合は、朝~お昼くらいの時間帯にやって、夕方乾いてなかったらティッシュなどで拭き取ってあげましょう。

植物を密集させて置く

植物がたくさんあるお家だったら、植物同士を密集させて置くだけでも簡単な乾燥対策になります。

真ん中ほど湿度が高くなるので、乾燥に強い植物を外側、湿度が必要な植物を内側に置いてあげましょう。

加湿器を使う

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やっぱり加湿器が乾燥対策としてベストです。

観葉植物に最適な湿度は50~70%と言われています。

ただ、冬はそもそも乾燥していますし、室内はエアコンなどで更に乾燥するので、湿度が30~40%くらいになってしまうことが多いです。

加湿器を使うと、簡単に乾燥対策ができるので、予算的に問題なければぜひ使ってみてください。

濡れたタオルや水が入ったコップを置く

加湿器が難しい場合は、濡れタオルや水が入ったコップを近くに置いておくだけでも、多少は加湿できます。

100均で下のようなバットとグリルを買って底に水を溜めておくのもおすすめです。

水やり後の受け皿にもできるので便利

密閉する

湿度が足りなすぎて葉っぱが丸まったり、垂れたりしたときは、ポリ袋などで密閉すると応急処置になります。

光合成を考えると透明な袋の方がいいです(家になかった…)

特に観葉植物の自生地(熱帯雨林)は夜間に湿度が高まるので、夜だけ密閉もOKです。

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乾燥した状態で密閉しても湿度は高まらないので、水をあげるか、霧吹きで袋の中を濡らしてから密閉してあげてください。

ただ、温度が低いときに湿度を上げすぎると逆に痛む場合があるので、密閉などのしっかり湿度を上げる方法を使う場合は、寒さ対策をしてからにしましょう。

【風】風通しの対策方法

気をつけるポイント
  • 空気の流れが滞らない場所に植物を置く
  • 換気をする
  • サーキュレーターを使う

空気の流れが滞らない場所に植物を置く

基本的には冬は生育が緩やかになるので、風通しがそこまでなくても大丈夫です。

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人間が動くと空気の流れができるので、それくらいでもOK。

置く場所を選ぶときは以下のポイントに気をつけましょう。

気をつけるポイント
  • エアコンの風を直接当てない
  • 部屋の隅などは空気が滞る

換気をする

植物にとっても人間にとっても、換気は大切です。

1日に1~2回は換気をしてあげることで、植物も元気に育ってくれます。

風の通り道を意識して、2箇所くらい窓を開けると短時間で換気できるので、やってみてください。

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1回5分くらいでOKです!

サーキュレーターを使う

下記に当てはまる場合は、サーキュレーターを使うのがおすすめです。

サーキュレーターがおすすめなケース
  • 植物を密集させて置いている
  • 暖房をつけっぱなしにしている
  • 旅行などで数日間家を開ける

我が家は植物が多い&暖房つけっぱなしなので、冬でもサーキュレーターが24時間体制で稼働中です。

サーキュレーターを使うと部屋の空気が循環して暖房効果も高まるので、ぜひ使ってみてください。

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下の記事で我が家で愛用しているおすすめサーキュレーターをまとめてます!

冬場のNGお手入れ方法

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続いて、冬におすすめしない植物のお手入れ方法を解説してきます!

冬場のNGお手入れ方法
  • 植え替え
  • 強剪定
  • 濃い肥料

上記は寒いお家を想定しているので、冬でも室温15~25℃、湿度60%以上をキープできる環境ならいつも通りでOKです。

植え替えはNG

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冬場の植え替えはダメージが大きく、枯れてしまう可能性があります。

15~25℃の室温をずっとキープできているなら冬に植え替えても大丈夫なんですが、そうでないなら春まで植え替えを待った方が無難です。

どうしても植え替えをしたい場合は、以下の2つのどっちかにしましょう。

根詰まりで水が吸えなくなっている場合

上の画像のように、土を崩さないように鉢から出し、一回り大きい鉢に移して隙間を新しい土で埋めましょう。

これは鉢増しと呼ばれます。

土が多い」 or 「土の劣化」で乾かない場合

なかなか土が乾かない場合は、根っこを傷めないように鉢底の方の土を崩します。

その後、鉢底に砕いた発泡スチロールを敷いて、戻しましょう。

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これはあくまで応急処置なので、春になったら新しい土に替えてあげてください。

強剪定はNG

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冬の剪定はかなりダメージが大きいのでおすすめしません。

冬に剪定すると切った部分よりも下の方まで枯れてきてしまい、想定よりもがっつり短くなってしまうことがあります。

太い枝は特にダメージが大きいので、春まで待ったほうが無難です。

やるなら細い枝を切る程度にしましょう。

濃い肥料はNG

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寒い季節は肥料を控えるのが園芸の定石です。

でも実は、補光をしっかりしているのであれば3℃くらいまでは肥料を吸える植物もあります。

冬の肥料はケースバイケースで判断が難しいので、心配ならあげないか、うす~い液肥をあげる程度にしておきましょう。

寒さで傷んだ植物はどうやったら復活できる?

STEP
土を乾燥させる

冬に傷んだ植物は、大体土が乾かず根っこが傷んでいると思います。

なので、まずは土が乾燥するまで待ってあげましょう。

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しっかり乾燥することで根っこの傷口が塞がり、それ以上ダメージが広がりにくくなります。

乾燥させているときは、葉水もしないようにしてください。

STEP
光と温度を確保

土がしっかり乾燥したら、光と温度を確保します。

温度を確保するときは、根っこを温めると効果的なので、以下のようなアイテムを使ってみてください。

おすすめアイテム
  • 段ボール
  • 発泡スチロール
  • フルーツキャップ
  • ヒーターマット

また、光を確保するときはライトがおすすめです。

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葉っぱが痛むと光合成できる量が少なくなるので、葉焼けしない程度にしっかり補光してあげてください。

STEP
水と薄い肥料を与える

大体数週間~1ヶ月くらい経つと少しずつ植物が動いてくると思うので、水やりを再開します。

肥料をあげるときは、うす~い肥料から始めましょう。

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規定倍率の2~5倍くらいに薄めてあげてください。
(規定倍率が100倍だったら200~500倍くらい)

楽しいグリーンライフをお送りください!

ということで、この記事では観葉植物の冬越し方法について詳しく解説してきました。

見返したい部分がある方は以下の目次でお戻りください!

今回は以上となります。

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この記事を書いた人

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