あなたは、他人と同じだと安心するタイプですか?
それとも、他人と違うことを好むタイプですか?
後者の皆さんには、塊根植物がおすすめです。
私は小さい頃は他人と同じじゃないと恥ずかしいタイプだったんですが、成長するにつれて「他人と違う個性的で特別な自分」に酔い始めるようになっていきました。
塊根植物は、私と同じように「唯一無二」という言葉を聞くと、にやにやしながらヨダレが出てしまうタイプの人におすすめです。
この記事では、そんな塊根植物の魅力やおすすめの品種を解説していくので、ぜひ最後までご覧ください!
このサイト(みどりのグリーン)は50株以上の植物と暮らすデザイナーが運営しております。
記事内の写真も我が家で撮影したものなので、あわせてお楽しみください!
塊根植物(コーデックス)とは?
塊根植物とは読んで字のごとく、根っこが塊のように肥大した植物。
もともとは、マダガスカルや南米、アフリカなどの乾燥地帯に生息する品種が多く、肥大した根や茎に水分を蓄えています。
細かく言うと、根っこではなく茎が肥大している植物もいますが、園芸業界ではまとめて塊根植物と呼ばれることが多いです。
厳密な定義はありません。
また、生長期に応じて「夏型」「冬型」の2タイプに分けられています。
塊根植物の魅力
ということで、私なりの視点で塊根植物の魅力を解説していきます!
独特なフォルム
塊根植物の1番の魅力は、ぽってりとした独特なフォルム。
日本のその辺の屋外では絶対に見られない珍しい形をしています。
小さい園芸店には置いてないことも多く、「初めてだけど、植物を育ててみたいな」と考える人が購入候補に挙げることはほぼ無いといっても過言ではありません。
それ故に、珍しいものが好きなあなたにおすすめです。
個体差が結構ある
塊根植物は同じ品種でも、樹形に個体差がかなりあります。
まさに唯一無二。
お気に入りの形の株を見つけたり、同じ品種でも違う形の株をコレクションしたりなど、いろんな楽しみ方が可能です。
ゆっくりと成長する
基本的に塊根植物は数十年かけて少しずつ大きくなっていくので、形に大きな変化がありません。
長く育てられるので、一生の付き合いになるかもしれませんよ。
おすすめの塊根植物
続いて「塊根植物ちょっと買ってみようかな」というあなたに向けて、おすすめの品種を紹介していきます!
うちで育てている植物の写真に謎ポエムを添えてみたので、あわせてお楽しみください。
パキポディウム
グラキリス、ホロンベンセ、サンデルシー、恵比寿笑いなど
人気の塊根植物といったらパキポディウムがまず挙がります。
トゲトゲの独特なフォルムが特徴で葉っぱが生えますが、冬には落葉することが多いです。
高めの品種が多く、塊根植物マニアが集めているイメージ。
塊根植物の中では、特に下の写真の「パキポディウム・グラキリス」が人気です。
オトンナ
カカリオイデス、クラビフォリア、ヘレー、ユーフォルビオイデスなど
オトンナは低木の塊根植物で、パキポディウムよりも更にマニア向け(悪く言えば人気があまりない)種類です。
個人的にはパキポディウムより好きなんですが、あんまり知名度が無いんですよね……。
地味なのは認めますが、もっと色んな人に買ってほしい…!
アデニウム
アラビカム、オベスム、ソコトラナムなど
塊根植物の中で初心者向けの立ち位置なのがアデニウム属です。
普及種なので価格が安く、そこまで育てにくくもないので、初めて植物を育てる方にもおすすめです。
「砂漠のバラ」とも呼ばれていて、きれいな花を咲かせます。
ディオスコレア
亀甲竜(エレファンティペス)、シルバチカなど
ディオスコレアで売っている品種といえば、亀甲竜がほとんど。
メキシコの亀甲竜は夏型、アフリカの亀甲竜は冬型です。
(アフリカの方が人気があるので手に入れやすいと思います)
亀甲竜はその名の通り、塊根部分が亀の甲羅のようにバキバキになるのが特徴です。
ちなみに、上の写真はまだ育ちきっていない子供の株なので、育った後のバキバキ姿は各自ググってください。
2024年5月21日追記
上の写真は2023年1月に撮った写真なのですが、2024年5月現在は下の写真のような見た目になっています。
若干割れ目が深くなった…?
楽しいグリーンライフをお送りください!
ということで、この記事では塊根植物の魅力について語ってきました!
今回の記事を簡単にまとめると以下の通りです。
- 独特なフォルム
- 個体差が結構ある
- ゆっくり成長する
- パキポディウム
- オトンナ
- アデニウム
- ディオスコレア
ぜひ参考にしてみてくださいね!