「多肉植物って水やりそんなに必要ないらしい」という噂を聞きつけ買ってみたはいいものの、「逆にいつ水やればいいのよ」と困り果てている皆さん、こんにちは!!
しかも、多肉植物は水やりをしすぎると根腐れしてしまうなんて情報を目にすると余計に不安になってしまいますよね。

私も全く同じ状況に陥ったことがあります
ということで、この記事では自宅で50株以上の多肉植物を育てている筆者が、多肉植物の水やり方法について解説していきます。
ちなみに、自宅で育てている多肉植物棚の写真がこちら。
ということで早速やっていきましょう!



このサイト(みどりのグリーン)は100株以上の植物と暮らす夫婦(デザイナー妻とライターの夫)が運営しています。
記事内の写真も我が家で撮影したものなので、あわせてお楽しみください!
生育型ごとに水やりのタイミングが異なります


多肉植物は大きく「夏型」「冬型」「春秋型」に分かれます。
生育型によって、季節ごとの水やり頻度等が異なるので、まずは育てている植物の生育型を把握しましょう。
- 夏型:夏に成長し、冬に休眠する。20~30℃が生育適温。
- 冬型:冬に成長し、夏に休眠する。5~20℃が生育適温。
- 春秋型:春と秋に成長し、夏と冬に休眠する。10~25℃が生育適温適。
代表的な種類を挙げると、下記のようになります。
- 夏型:アガベ、クラッスラ、カランコエ、クラッスラ(夏型)など
- 冬型:リトープス、コノフィツムなど
- 春秋型:ハオルチア、エケベリア、クラッスラ(春秋型)など
水やり方法も生育型によって異なりますので、表にまとめました。
夏型 | 冬型 | 春秋型 | |
---|---|---|---|
春 | 土が乾いてから2~3日後に | 土が乾いたらたっぷりと | 土が乾いたらたっぷりと |
夏 | 土が乾いたらたっぷりと | 控えめに水やり or 断水 | 控えめに水やり or 断水 |
秋 | 土が乾いてから2~3日後に | 土が乾いたらたっぷりと | 土が乾いたらたっぷりと |
冬 | 休眠しているのでほぼ断水 | 土が乾いてから2~3日後に | 控えめに水やり or 断水 |
ただ、「夏型だけど暑すぎるのは苦手なので、真夏は少し水やりを控えめにした方がいい品種」などもありますので、品種ごとの傾向も調べてみてください。



私たちは植物様たちのお世話係なので、頑張って対応しましょう。
水やりのタイミングの見極め方


続いて、多肉植物の水やりタイミングの見極め方をより詳しく解説していきます!
土が乾いたとき
基本的に、多肉植物の水やりは土が乾いてから行いましょう。
土が乾く前に次の水やりをすると、根っこがずっと濡れたままになって、根腐れを起こしてしまいます。



お風呂にずっと浸かってると指がぶよぶよになりますよね?
それがずっと続く感じです。
土が乾いたか見極める方法としては、下記のような感じ。
- 土の色で確認(乾くと白っぽくなる)
- 鉢の重さで確認
- 爪楊枝や割り箸を土に刺して確認(乾くと抜いても土が付かない)
ちなみに我が家の多肉植物は基本的に「プロトリーフ 観葉・多肉植物の土」というものに植えています。
乾くと結構色が変わるので、タイミングがわかりやすくておすすめです。


植物が水を欲しているとき
多肉植物を観察し続けていると、少しずつ水を欲しているサインが分かってきます。
品種によっても違うのですが、乾いてくるとハリがなくなってくるので、触って柔らかくなっていたら水をあげるようにしてみてください。



毎日触ってると、だんだん乾いたときの感触がわかってきます。
ただし、休眠期はどうしてもしぼんでしまうので、「水をあげたのにハリが戻らない。もっとあげなきゃ」と考えなくても大丈夫です。
多肉植物の水やり方法


水の量
まず、水の量は鉢底から水があふれるくらいを目安にしてみてください。
植物は根っこの先からしか水が吸えないので、根の先がある鉢底まで水を浸透させましょう。
水をかける場所
水をあげるときは、葉っぱに当たらないように株元の土に水をかけましょう。
葉っぱがずっと濡れたままになると、そこから腐ってしまう可能性があります。



そこまで神経質にならなくても大丈夫ですが、念のため気をつけましょう。
水やりの時間帯
夏や冬は水やりの時間帯も気をつける必要があります。
- 夏:朝方、夕方などの涼しい時間帯
- 冬:晴れた日の午前中
夏は暑い時間帯に水やりをすると蒸れてしまい、逆に冬は寒い時間帯に水やりをすると鉢の中が冷えてダメージが出ます。
楽しい多肉植物ライフをお送りください!
ということで、この記事では50株以上を育てている筆者が、多肉植物の水やりについて語ってきました!
今回の記事を簡単にまとめると以下の通りです。
- 多肉植物は生育型によって水やりを変える
- 基本的には土が乾いたら水やりをする
- 植物が水を欲しているサインを見極める
- 水を上げるときは「量」「かける場所」「時間帯」に気をつける
ぜひ参考にしてみてくださいね!