今回はエリオクエストさんの「賢者の土」を紹介していきます!
いろいろな土を試してきたんですが、品質や価格のバランスがかなり良かったので、我が家では多肉植物・塊根植物に愛用中です。
ということで、この記事では実際に使ってみてわかったこの土のメリット・デメリットやこの土がおすすめな人などを解説していきます。
多肉植物・塊根植物初心者の方にもおすすめの土なので、「どんな土がいいんだろう」と悩んでいる方はぜひ最後までご覧ください!
この土の基本情報は下記です。
- 土の原料:袋に記載なし(硬質赤玉土と腐葉土が入っている旨が販売ページに記載有)
- メーカー:エリオクエスト
- 容量:2.5L、6L
早速やっていきましょう!
このサイト(みどりのグリーン)は100株以上の植物と暮らすデザイナーが運営しております。
記事内の写真も我が家で撮影したものなので、あわせてお楽しみください!
【先に結論】エリオクエスト「賢者の土」はこんな人におすすめ
- 多肉植物、塊根植物を育てている人
- 根腐れでよく植物を枯らしてしまう人
- 大切に育てたい植物がある人
- 多少値段が高くてもいいから良い土を使いたい人
使ってみてわかった賢者の土のメリット
- 水はけがいいので多肉植物や塊根植物が管理しやすい
- ほどよく保水性、保肥性がある
- 微塵がかなり少ない
水はけがいいので多肉植物や塊根植物が管理しやすい
賢者の土は下の動画のように、水やりをしてもほとんど鉢に水が溜まらないくらい水はけがいいです!
賢者の土は粒状なので、鉢に入れると粒と粒のあいだに適度な隙間がができます。
適度な隙間がある小さな粒状の土の集合体を団粒構造(だんりゅうこうぞう)といいます。
団粒構造ができると、水はけがよくなって根腐れしにくくなりますし、通気性もよくなるのでメリット盛りだくさん。
植物の中でも特に多肉植物や塊根植物は水はけがいい土を好むので、管理が楽になりますよ!
ほどよく保水性、保肥性がある
賢者の土は細かいブレンド詳細不明ですが、土を見る限り無機質用土が中心だと思います。
土は大きく分けて無機質の土と有機質の土があり、それぞれ特徴が違うんです!
赤玉土、鹿沼土、軽石、日向土、パーライト、バーミキュライトなど
黒土、腐葉土、堆肥、ピートモス、水苔、ココチップなど
メリット | デメリット | |
---|---|---|
無機質の土 | コンパクトに育つ 虫が湧きにくい 寒さに強くなる 水はけがいい | 育つのが遅い 水やりの回数が多くなる 肥料切れになりやすい |
有機質の土 | 早く大きく育つ 保水力が高い 肥料成分がゆっくり溶け出す | 雑菌が繁殖して根腐れすることがある 虫が湧きやすい 乾くのが遅い |
多肉植物や塊根植物は排水性が重要なので無機質の土が使われることが多いんですが、賢者の土の販売ページには有機質用土である腐葉土も入っていると書いてあります。
エリオクエストさんの下の動画によれば、腐葉土が混ざっていることによって保水性や保肥性が高まるだけでなく、ミネラル等も補給できるそうです。
実際、この土に植えると植物が調子を崩しにくくなる感じがあります!
微塵がかなり少ない
市販されている無機質の土の中には、微塵(細かい粒子のような土)が結構含まれていることがあります。
微塵が多いと水はけが悪くなってしまうので、少ないに越したことはありません。
私が今までよく使っていた「プロトリーフ 室内向け観葉・多肉の土」は結構微塵が多く、袋の底の部分がほぼ微塵みたいな状態になってしまっていることがよくあります。
(その分値段が安いので、今後も観葉植物には使っていこうと思っていますが)
一方で、この賢者の土はほぼ微塵がなく、徹底的に品質にこだわっているのが伝わってきます。
最後まで目に見えるような微塵がほとんどないので、「いっぱい土買ったけど、底の方ほとんど使えないじゃん…」っていうあのがっかり感がありません。
袋も透明なので、見てもらえれば微塵の少なさは分かってもらえると思います。
最後までチョコたっぷり感がすごい。
賢者の土のデメリット
- お値段が若干高い
- 原料の詳細が分からない
お値段が若干高い
賢者の土は他の培養土に比べると若干お値段が高めです。
時期や容量によって値段は変わるので一概には言えませんが、私が普段よく使っている「プロトリーフ 室内向け観葉・多肉の土」は8.4Lで送料込み1200円くらい。(2023年5月時点)
一方で、賢者の土は私が購入した2023年5月時点では6Lで1800円、送料込みだと2330円でした。
送料込みベースでいうと、1Lあたりでいうとプロトリーフの土が約143円、賢者の土が388円なので、約3倍値段が違います。
とはいえ、品質にも結構差があるので個人的には納得できる範囲ではあります。
そもそも多肉植物や塊根植物はそこまで大量の土を使うことが少ないので、価格が問題に感じる人はそんなに多くないかもしれません。
原料の詳細が分からない
個人的に賢者の土の唯一の不満ポイントが、何がブレンドされているのかイマイチよくわからないという点。
市販の土は細かい配合のバランスは分からないにせよ、どんな原材料を混ぜているのかはわかるものが多いです。
例えば、筆者が観葉植物に愛用している土でいうと、原料として下記のような記載があります。
- BANKS Collection「best soil mix」:赤玉土、鹿沼土、軽石、アク抜きココチップ
- プロトリーフ「室内向け観葉・多肉の土」:鹿沼土、パーライト、赤玉土、速効性化成肥料、緩効性化成肥料
一方で賢者の土は、販売ページを見ると赤玉土と腐葉土が入っているということだけは分かりますが、その他の原材料が不明で、元肥が入っているのかもわかりません。
ちなみに腐葉土は法律的には特殊肥料に該当するようですが(兵庫県庁のこちらのページがわかりやすかったです)、販売ページには下記のような記載があり、別途肥料をあげた方がいいニュアンスで書かれています。
賢者の土の保水性や保水性(原文ママ。おそらく「保水性や保肥性」と書きたかった?)は他の土に比べて抜群に良いです。
楽天市場 エリオクエスト「賢者の土」販売ページより引用(2023.05.14)
腐葉土自体は元々植物の一部なので、植物の成長に必要なミネラルが含まれており植物の成長を促してくれます。
また、腐葉土があることで肥料を上げた際の保肥性も高くなります。(太字引用者)
なので、筆者は植え替え時にマグァンプKを少量入れています。
エリオクエスト「賢者の土」レビューまとめ
ということで、今回は賢者の土のレビューを書いてきました!
- 多肉植物、塊根植物を育てている人
- 根腐れでよく植物を枯らしてしまう人
- 大切に育てたい植物がある人
- 多少値段が高くてもいいから良い土を使いたい人
- 水はけがいいので多肉植物や塊根植物が管理しやすい
- ほどよく保水性、保肥性がある
- 微塵がかなり少ない
- お値段が若干高い
- 原料の詳細が分からない
とっても良い土なので、土にこだわりたい人はぜひ使ってみてくださいね~!
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