多肉植物を育てていると、上の画像のように不格好にひょろひょろと伸びすぎてしまうことがありますよね。
このように伸びてしまうことを「徒長」といいます。
徒長にはいくつか原因がありますが、置かれた環境とお世話の方法が合っていないことが主な原因です。
自分たちが置かれた環境にうまく適応できず、見た目も悲惨な状態になってしまうなんて、まるで人間社会みたいですね…
この記事ではそんな多肉植物が徒長してしまう原因と徒長してしまったときの対処法を、自宅で50株以上の多肉植物を育てている筆者が解説していきます!
ちなみに、自宅で育てている多肉植物棚の写真がこちら。
ということで早速やっていきましょう!
このサイト(みどりのグリーン)は50株以上の植物と暮らすデザイナーが運営しております。
記事内の写真も我が家で撮影したものなので、あわせてお楽しみください!
徒長してしまう原因
大きく分けて下記の3つがあります。
- 日照不足
- 水のやり過ぎ
- 栄養のあげすぎ
日照不足
多肉植物だけでなく、植物全般に言えることですが、徒長の原因はだいたい日照不足です。
光を求めてひょろひょろ伸びてしまいます
どのくらいの日当たりが必要なのかは品種によって異なるので、「〇〇(品種名) 日当たり」といったキーワードで検索してみましょう。
水のやり過ぎ
多肉植物は葉っぱに水を貯めることができますが、あげすぎると茎に吸収されて茎だけがどんどん伸びてしまいます。
基本的に多肉植物はそこまで頻繁に水やりをしなくてOKです。
私は触ってみてハリがなくなっていたら水やりをしています
栄養のあげすぎ
肥料のあげすぎでも多肉植物は徒長してしまいます。
多肉植物は乾燥した砂漠や荒野に自生しているので、そこまでたくさんの肥料は必要ありません。
1年に1回くらい植え替えて、そのときに元肥を土に混ぜて上げれば大丈夫です。
徒長してしまったときの対処法
まず最初にお伝えしておきますが、徒長してしまった多肉植物はそのままでは元に戻りません。
私は初めて徒長させてしまったとき、戻せないことを知って「何ということをしてしまったんだ…」と悲しくなりました。
でもいくつかの対処法があるので大丈夫。
ここでは下記の方法について解説していきます。
- 仕立て直す
- 増やす
- 暴れ多肉を楽しむ
仕立て直す
まずは、徒長してしまった茎の下部分の葉っぱをもぎ取ります。
後述しますが、もぎ取った葉っぱで多肉植物を増やせますので、取っておきましょう。
茎をハサミやカッターでカットしましょう。
切る前にハサミを熱湯などで消毒しておくと植物の病気を防げます。
カットする位置は種類にもよりますが、先端から3cm~6cmくらいです。
カットした茎を数日乾燥させましょう。
そのまま置いておくと根が出ますが、寝かせた状態で乾燥させると歪んで挿し穂にしにくいので、立てて乾燥させるのがおすすめです。
乾燥させた茎を乾いた土に植えましょう。
しっかり切り口が乾燥していて発根しているならすぐに水やりしてもOKです。
心配なら1週間くらい経ってから水やりしましょう。(多肉植物はそんなに簡単に枯れないのでご安心ください)
増やす
仕立て直したときの葉っぱや茎で多肉植物を増やすことも可能です。
葉っぱで増やすときは、葉挿しをしてみましょう。
下の画像のような感じで、土に挿して放置しておくだけで発根します。
1ヶ月後くらいに無事に生えてきました。
あと、残った茎部分も取っておくと新しい芽が生えることがあります。
今回仕立て直したやつとは別の個体ですが、下の画像のような感じで生えてきます。
葉っぱを数枚残しておくと生える確率アップするらしいです。
暴れ多肉を楽しむ
開き直って暴れ多肉を楽しんでしまうのもOK。
別に病気じゃないので、放置してもいいはず!
ちなみに我が家には、(徒長じゃないけど)こんな暴れ多肉がいます。
気根もボーボーでもうよくわからない状態です。
楽しい多肉植物ライフをお送りください!
ということで、この記事では50株以上を育てている筆者が、多肉植物の徒長の原因と対処法について語ってきました!
今回の記事を簡単にまとめると以下の通りです。
- 日照不足
- 水のやり過ぎ
- 栄養のあげすぎ
- 仕立て直す
- 増やす
- 暴れ多肉を楽しむ
ぜひ参考にしてみてくださいね!