「人生で一番嫌なこと」と言われてイメージするものってなんでしょうか?
そうです。アガベが徒長することですよね。
とても分かります。
アガベは強めの光を当てないと徒長してしまう植物なので、屋外の方が綺麗に育てやすいのは事実。
でも、こんなにカッコいい植物を買ったのに、室内のすぐ見れる場所に置けないなんて納得できません。
絶対に両足分の靴下を洗濯機に入れたはずなのに、片方になって出てくること並に納得がいかない。
そんなときに活躍するのが、植物育成ライトです。
最近では、強い光が出せる植物育成ライトが増えたので、アガベを室内で育てることのハードルが下がりました。
でも「育成ライトの種類が多すぎて、どれがいいのかわからない」という人も多いんじゃないでしょうか。
私も昔はライト難民だったんですが、いろいろ試して、今では室内でアガベを育てられる環境が整いました!
そこでこの記事では、そんな筆者が下記について解説していきます。
- アガベにあった植物育成ライトの選び方
- アガベにおすすめな植物育成ライト4選
- 植物育成ライト以外に買った方がいいもの
このサイト(みどりのグリーン)は100株以上の植物と暮らすデザイナーが運営しております。
記事内の写真も我が家で撮影したものなので、あわせてお楽しみください!
アガベにあった植物育成ライトの選び方
- 明るさ(ルクス・PPDF)
- 光の色
- 消費電力
明るさ(ルクス・PPDF)
アガベは強めの光が必要な植物なので、明るさはかなり重要です。
数値でいうと、3万~10万ルクス(PPDFだと500~1700くらい)がアガベには適正と言われています。
「ルクス?PPFD…?横文字やめて!!」って思いますが、ざっくり言うとルクスは人が感じる明るさで、PPFDは植物が感じる明るさです。
それより光量が少ないライトだとアガベが徒長してしまう可能性があるので、注意しましょう。
またライトの明るさは下記もポイントになります。
- 置きたい高さでどのくらいの光量になるか
- 照射角度はどのくらいか
強いライトでも高い場所に設置してしまうと光が足りなくなってしまったり、ライトの中心から離した場所にアガベを置くと思ったより弱い光しかあたっていなかった、ということが起こります。
メーカーが公表しているスペックは、基本的に光源の真下で計測したものなので、外に向かうほど光量が落ちると考えた方がいいです。
光の色
アガベなどに使われる強光タイプの育成ライトは、大きくわけて白色(昼白色)と暖色(電球色)のものがあります。
どちらを使っても育てられるんですが、おすすめは白色(昼白色)タイプ。
白色(昼白色)は太陽光に近い色なので、アガベもきれいに育ちやすくなります。
インテリア的には暖色の方が落ち着くんですが、我が家では植物のために白いライトを使っています。
消費電力
たくさんライトを設置したい場合は、ライトの消費電力も比較しておきましょう。
1つだけだと月数百円程度ですが、ライトが増えてくると結構差が大きくなります。
電気代、コワイ…。
アガベにおすすめな植物育成ライト4選
結論、下記の4つがおすすめです!
- HaruDesign GL-A 6K
- BRIM SOL 24W
- HaruDesign HASU38 spec9 6K
- BRIM COSMO
それぞれのおすすめポイントや1ヶ月の電気代を解説していきます。
※電気代計算ツールを作成したので、その他のライトの電気代を調べたい場合は、下記のページで入力してみてください。
HaruDesign GL-A 6K
消費電力 | 22W |
明るさ | 40cmで34,500Lx(PPFDだと628) |
光の色 | 白色系(フルスペクトル) |
1日の使用時間 | 1ヶ月の電気代 |
---|---|
6時間 | 122.8円 |
8時間 | 163.9円 |
10時間 | 204.6円 |
12時間 | 245.52円 |
HaruDesign GL-A 6Kは安価なライトを探している方におすすめです。
(それかこの次に紹介するBRIM SOL)
安価ではありますが、光はちゃんと強いのでアガベを徒長させずに育てることができます。
我が家ではもっと強いライトがあるのでGL-A 6Kはビカクシダに使っていますが、アガベでも全く問題なく育ちますよ!
詳細レビュー
BRIM SOL 24W
消費電力 | 24W |
明るさ | 40cmで43,500Lx(PPFDだと700) |
光の色 | 白色系(フルスペクトル) |
1日の使用時間 | 30日間の電気代 |
---|---|
6時間 | 133.9円 |
8時間 | 178.6円 |
10時間 | 223.2円 |
12時間 | 267.84円 |
安価なライトなら先ほどのHaruDesign GL-A 6Kか、このBRIM SOL 24Wのどちらかがおすすめです。
パクリというわけではなく、多分同じ工場でOEM生産(他社工場での委託生産)しているんだと思います。
OEM発注ができるサイトで調べてみたら、それっぽいのが見つかりました。(こちら)
ただ、明るさや重さ、電気代、本体カラーのバリエーションなど、微妙な違いがあるので、以下を参考に選んでみてください。
- インテリア性重視の人:お好みで(本体と光の色の組み合わせはBRIMの方が豊富です)
- 明るさ重視の人:BRIM SOL
- 照射範囲重視の人:HaruDesign GL-A
- 軽さ重視の人:BRIM SOL
- 安さ重視の人:HaruDesign GL-A
下の記事の後半でSOLとGL-Aを徹底比較しているのでぜひお読みください!
詳細レビュー
HaruDesign HASU38 spec9 6K
消費電力 | 22W |
明るさ | 40cmで75,959Lx(PPFDだと約1200) |
光の色 | 白色系(フルスペクトル) |
1日の使用時間 | 1ヶ月の電気代 |
---|---|
6時間 | 122.8円 |
8時間 | 163.9円 |
10時間 | 204.6円 |
12時間 | 245.52円 |
より強い光のライトが欲しいなら、HaruDesign HASU38か、この後紹介するBRIM COSMOがおすすめです。
アガベマニアの中でも人気のライトです!
反射板の取り外して照射範囲が変えられるので、広い範囲を照らすことができます。
(その分中心部の光が弱くなってしまいますが)
我が家ではこのライトの照射版を外して周りに観葉植物も置いています!
本体ボディの使用が変更され、排熱効率がよくなり、電子部品の耐久性や機能性が上がったみたいです。
ただ、どのくらい寿命が伸びるかの記載がHaruDesignさんの公式サイトには書いてなかったので、実際に壊れるまで使ってみるしかないです…。
詳細レビュー
BRIM COSMO
消費電力 | 22W |
明るさ | 40cmで65,400Lx(PPFDだと約1,064) |
光の色 | 白色系(フルスペクトル) |
1日の使用時間 | 30日間の電気代 |
---|---|
6時間 | 122.8円 |
8時間 | 163.7円 |
10時間 | 204.6円 |
12時間 | 245.5円 |
先程のHASU38 spec9 6Kの対抗馬的な存在の植物育成ライトです。
消費電力や明るさのスペックはほぼ同じで、照射範囲も同じように変えられます。
価格はBRIM SOLが若干安いですが、HASU38は本体が改良されて排熱性が上がったようなので寿命はHASU38の方が長そうです。
どのくらい寿命が伸びるかの記載がHaruDesignさんの公式サイトには書いてなかったので、実際に壊れるまで使ってみるしかないです…
寿命の長さ重視の方はHASU38、購入値段重視の方はこのBRIM COSMOを選べばOKだと思います。
詳細レビュー
植物育成ライト以外に買った方がいいもの
- ソケット(必須)
- スマート電源タップ(あると便利)
【必須】ソケット
今回紹介したライトは全てソケットが必要なタイプなので、別途用意しましょう。
我が家では下記のソケットと組み合わせて使っています!
- 共同照明 GT-GD-E26B-4B(ダクトレール必須)
- 億兆堂 K-241-H2-2DG(ダクトレール必須)
- BRIM クリップソケット(単体でOK)
共同照明 GT-GD-E26B-4B
このソケットはダクトレールタイプなのでご注意ください!
我が家で使っているダクトレール
億兆堂 K-241-H2-2DG
吊り下げタイプのソケットです。
こちらもダクトレールが必須です!
BRIM クリップソケット
クリップで色んな場所に挟んで設置できるタイプのソケットです。
ダクトレール不要なので、手軽に設置できます!
【あると便利】スマート電源タップ
電球タイプの育成ライトはタイマー機能がないので、基本的には自分で点けたり消したりする必要があります。
タイマーで点けたり消したりしたいときは、スマート電源タップなどを組み合わせて使いましょう。
我が家でもMerossというスマート電源タップを使って自動でオンオフしています!
詳細レビュー
楽しいグリーンライフをお送りください!
ということで、この記事ではアガベにおすすめな植物育成LEDライトを紹介してきました。
今回は以上となります。
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