best soil mixを先日9L(3L×3袋)購入しました!
この土は熱帯植物栽培家として有名な杉山拓巳さん(通称「村長」)が手掛けていて、評判がかなりいいのでずっと気になっていたんですよね~。
杉山拓巳さんはテレビにもよく出演していて、NHKの趣味の園芸などでもおなじみです。
村長は植物の質問に答えてくれるライブ配信をYouTubeやInstagramでよくやっているので、私も何度か質問させていただきました!
知識量がほんとにすごい!!
いよいよ春の植替えシーズンになってきたので、実際にbest soil mixを購入して使用してみました。
今回は実際に使ってみてわかったこの土のメリット・デメリットやこの土がおすすめな人などを解説していきます。
この土の基本情報は下記です。
- 土の原料:硬質赤玉土、軽石、鹿沼土、アク抜きココチップ
- メーカー:BANKSコレクション
- 肥料:なし
- 容量::通常版中粒タイプ(1L、3L)、挿し木・播種用小粒タイプ(1L、3L)
では早速やっていきましょう!
このサイト(みどりのグリーン)は100株以上の植物と暮らすデザイナーが運営しております。
記事内の写真も我が家で撮影したものなので、あわせてお楽しみください!
【先に結論】best soil mixはこんな人におすすめ
- 根腐れでよく観葉植物を枯らしてしまう人
- 多少値段が高くてもいいから良い土を使いたい人
- 大切に育てたい植物がある人
- 観葉植物をガッチリとコンパクトに育てたい人
- 冬に植物を枯らしたくない人
使ってみてわかったbest soil mixのメリット
- めちゃくちゃ水はけがいい
- 主成分が無機質の土なので根が強くなる
- 微塵がかなり少ない
- 肥料が入っていないので、肥料焼けの心配がない
めちゃくちゃ水はけ・通気性がいい
上の動画のように、結構な勢いで水やりしても鉢に水が溜まらないくらい水はけがいいです!
best soil mixは粒状の土なので、鉢に入れると粒と粒のあいだに適度な隙間がができます。
適度な隙間がある小さな粒状の土の集合体を団粒構造(だんりゅうこうぞう)といいます。
団粒構造ができると、水はけがよくなって根腐れしにくくなりますし、通気性もよくなるのでメリット盛りだくさん。
冬場になかなか土が乾かず、冷えて根を傷ませてしまう可能性も減らせます。
ちなみに、我が家でbest soil mixを使うと大体3~4日に1回の水やりペースです。
他の土だと5~6日に1回くらいなので、水はけはかなりいい部類だと思います。
よく根腐れで植物を枯らしてしまう人や、冬場の管理に苦戦してしまう人におすすめです!
主成分が無機質の土なので根が強くなる
植物に使われる土には、鉱物などが由来の無機質の土と、植物が分解された成分などが由来の有機質の土があります。
赤玉土、鹿沼土、軽石、日向土、パーライト、バーミキュライトなど
黒土、腐葉土、堆肥、ピートモス、水苔、ココチップなど
それぞれのメリット、デメリットは以下の通りです。
メリット | デメリット | |
---|---|---|
無機質の土 | コンパクトに育つ 虫が湧きにくい 寒さに強くなる 水はけがいい | 育つのが遅い 水やりの回数が多くなる 肥料切れになりやすい |
有機質の土 | 早く大きく育つ 保水力が高い 肥料成分がゆっくり溶け出す | 雑菌が繁殖して根腐れすることがある 虫が湧きやすい 乾くのが遅い |
- 無機質の土は硬いので根っこが伸びにくい→成長は遅いが、強い根になる
- 有機質の土は柔らかいので根っこが伸びやすい→成長は速いが、弱い根になる
best soil mixは無機質主体の土なので根っこが強くなり、葉っぱもコンパクトに育ちます。
無機質の土は冬場に15~25℃くらいをキープできない環境の方や、小さく植物を育てたい方におすすめです!
ちなみに、袋に書いてあるbest soil mixの原料はこんな感じ。
- 硬質赤玉土:無機質
- 軽石:無機質
- 鹿沼土:無機質
- アク抜きココチップ:有機質
詳しい割合は不明ですが、おそらく「赤玉:軽石:鹿沼=6:2:2」に近い数値なのではないかと思います。
それプラス、微量のココチップという感じではないかと。
村長(この土の販売者の杉山拓巳さん)が土の作り方を解説してくれてる下の動画で、大まかな割合が「赤玉:軽石:鹿沼=6:2:2」と言ってます!
実際の土(下の画像)を見ても、大体そんな感じの割合に見えます。
微塵がかなり少ない
市販されている無機質の土の中には、微塵(細かい粒子のような土)が結構含まれていることがあります。
微塵が多いと水はけが悪くなってしまうので、少ないに越したことはありません。
私が普段よく使う「プロトリーフ 室内向け観葉・多肉の土」は結構微塵が多く、袋の底の部分がほぼ微塵みたいな状態になってしまっていることもよくありました。
(その分値段が安いので、全然ありなんですが)
一方でbest soil mixは最後まで目に見えるような微塵がほぼなく、超感動。
品質に徹底的にこだわっているのがひしひしと伝わってきました…!
もちろん完全にゼロというわけではないので、植え替え後はしっかりと濁りがなくなるまで水やりをしてください。
肥料が入っていないので、肥料焼けの心配がない
これはメリットと感じるかが人によって異なると思いますが、best soil mixには肥料成分が含まれていません。
植え替えのときには元肥といって、土に肥料を混ぜ込むことも多いため、市販されている土の中には元肥が最初から混ぜ込まれているものも多いです。
ですが、植え替えは根っこを痛めるので、場合によっては元肥で肥料焼け(肥料あげすぎ症状)が起こることが結構あるんですよね……。
特に植え替え時に根っこを多めに剪定すると起こりやすくなります
その点、best soil mixは肥料成分が含まれていないので、肥料焼けの心配なし。
一方で、活力剤成分は十分含まれているので、植え替えダメージからの回復がかなり速い印象があります。
(植物が弱っているときは肥料を控えて、活力剤を与えるのが基本です)
もちろん元肥入りの土が全部ダメというわけでは全くありませんが、肥料を自分でコントロールしやすい点はbest soil mixの大きなメリットだと感じました。
best soil mixのデメリット
- お値段が高い
- 元肥は自分で入れなければいけない
お値段が高い
best soil mixは他の土に比べてお値段が高めです。
時期や容量によって値段は変わるので一概には言えませんが、私が普段よく使っている「プロトリーフ 室内向け観葉・多肉の土」は8.4Lで1200円くらい。(2023年4月時点)
一方で、best soil mixは私が購入した2023年3月時点では、9L(3L×3袋)で6600円でした。
1Lあたりでいうとプロトリーフの土が約143円、best soil mixが733円なので、約5倍値段が違います。
その分品質もかなり差があるので、個人的にはこの価格でも納得ですが、人によってはここがネックになるかもしれません。
育てている植物の数が少ない人や、枯らしたくない大切な植物がある人、多少値段が高くても土にはこだわりたい人にはかなりおすすめです。
我が家は100鉢以上植物がいて数が多いので、大切に育てたい植物にbest soil mixを使っています!
元肥は自分で入れなければいけない
先程のメリットでも書きましたが、best soil mixには肥料成分は含まれていません。
なので、元肥を入れたい場合は自分で入れる必要があります。
植物初心者だと肥料に対して謎の恐怖心みたいなものを持っている人多いんじゃないでしょうか?
私も以前は「肥料よくわからんから自分で入れるの怖い」と思って、元肥入りの土ばかりを使っていました。
そういった人にとっては、肥料が入っていない土は逆にハードルが高いかもしれません。
(気持ちはめっちゃ良くわかります)
とはいえ、植物を育てているといつかは肥料についてしっかり学ばなければいけないので、よければ下の記事も読んでみてください。
「BANKS Collection best soil mix」レビューまとめ
ということで、今回は「best soil mix」を使用したレビューを書いてきました!
- 根腐れでよく観葉植物を枯らしてしまう人
- 多少値段が高くてもいいから良い土を使いたい人
- 大切に育てたい植物がある人
- 観葉植物をガッチリとコンパクトに育てたい人
- 冬に植物を枯らしたくない人
- めちゃくちゃ水はけがいい
- 主成分が無機質の土なので根が強くなる
- 微塵がかなり少ない
- 肥料が入っていないので、肥料焼けの心配がない
- お値段が高い
- 元肥は自分で入れなければいけない
間違いなく品質は最高クラスの土ですので、土にこだわりたい人はぜひ使ってみてくださいね~!
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