
この記事にたどり着いたあなたは、「植物マニアになりかけている人」か「心配性な人」ではありませんか?
普通の人は「観葉植物 サーキュレーター 使い方」みたいな感じで検索することはありません。
植物を買ったとしても、なんとなく育てていつの間にか枯らしている人がほとんどです。(私の母親がそう)
そんな中、この記事にたどり着いたということは、あなたは「植物を今よりマニアックに楽しみたい人」か、「ちゃんと植物を育てられるか心配な人」のどちらかだと思います。



ちなみに私は植物マニアであり、めちゃくちゃな心配性です。
私も植物を育て始めた頃にいろいろ調べて、「サーキュレーターを使ったほうがいいのでは?」と思い、実際に使い始めました。
そこからマニア気質を発揮しまくり、今は自宅で3台のサーキュレーターを24時間フル稼働させて植物を育ています。
ということで今回は、そんな筆者がサーキュレーターの使い方や、よくある疑問について解説していきます!



このサイト(みどりのグリーン)は100株以上の植物と暮らす夫婦(デザイナー妻とライターの夫)が運営しています。
記事内の写真も我が家で撮影したものなので、あわせてお楽しみください!
そもそも観葉植物にサーキュレーターは必要?





なくても植物を育てることはできますが、個人的にはサーキュレーターを使うことをおすすめします!
主に3つの理由があるので、それぞれ解説していきますね。
- 植物の生育が促進されるから
- 土が乾きやすくなるから
- 害虫の予防になるから
植物の生育が促進される
植物はできるだけ自生地に近い環境にしてあげることで、健康的に育ちやすくなります。
当たり前ですが、植物は風がいつも流れている屋外に自生していますよね。
サーキュレーターを使うと屋外に近い風通しを作ることができるので、植物が元気に育ちやすくなるんです。
ちょっと専門的なことをいうと、風通しがよくなると植物は蒸散量が増えます。



蒸散とは植物の体の中にある水分が、水蒸気として外に放出されることです!
蒸散量が増えると根っこが吸い上げる水の量も増えたり、光合成が活発になったりするので、植物の健康に良い作用があります。
実際、植物の成長と風に関する研究論文もあったりするので、マニアの人は下記よりご覧ください。
土が乾きやすくなる
サーキュレーターを使うと土に風が当たる&植物が根から水を吸い上げやすくなるので、土が乾きやすくなります。
「土が乾きやすい=水やりが大変になる」というネガティブなイメージを抱いてしまうかもしれません。



でも植物にとっては土がずっと濡れてる方が健康に悪いんです!
逆に、土が乾きやすいと以下のようなメリットがあります!
- カビが生えにくくなる
- 根腐れしにくくなる
- 根っこが呼吸しやすくなり、成長が促進される
害虫の予防になる
虫はジメジメして湿ったところが大好き。
多くの虫は風通しの良い環境が苦手なので、サーキュレーターを使うことで、害虫が発生する可能性も減らすことができます。
実際、我が家ではサーキュレーターを使い始めてからコバエの発生がかなり減りました。
とはいえ、乾燥を好む虫もいたりするので、虫が絶対わかなくなるわけではありません…。



私は虫が嫌いすぎて調べまくった結果、逆に虫に詳しくなってしまった悲しきモンスターなので、よければ以下の記事もお読みください…


サーキュレーターの置き方





壁や天井に向けて、首を振らずに回し続けるのがおすすめです。
サーキュレーターは部屋の空気を循環させるための商品なので、遠くまで届く直線的な風を送れるのが特徴。
なので、一定方向にずっと風を送り続けると、まんべんなく部屋全体の空気を循環させることができます。


とはいえ、別にこの方法が絶対正解というわけではありません。
サーキュレーターを首振りさせて上手に植物を育てている人や、サーキュレーターを弱風モードにして直接植物に当てて育てている人もいます。
いろいろ試行錯誤して自分なりの置き方を見つける旅に出かけてみてください!



ぶっちゃけ、部屋が寒すぎたりしない限り、サキュレーターをどう置いても枯れることはないので、そこまで神経質にならなくても大丈夫です。
サーキュレーターに関するよくある疑問


- 1ヶ月の電気代はどれくらい?
- 植物に風が直接当たってしまっても大丈夫?
- 24時間つけっぱなしでも大丈夫?
- サーキュレーターは冬も使った方がいい?
1ヶ月の電気代はどれくらい?



機種や使用時間によっても違いますが、1ヶ月で数百円程度のものが多いです!
実例として我が家で使っているアイリスオーヤマの「PCF-MKM15-W」というサーキュレーターで計算してみます。
こちらは消費電力が33Wなので、1ヶ月あたりの電気代は下記のようになります。
1日の使用時間 | 1ヶ月の電気代 |
---|---|
6時間 | 184.1円 |
8時間 | 245.5円 |
10時間 | 306.9円 |
12時間 | 368.3円 |
24時間 | 736.6円 |



多分「強風」の設定で消費電力33Wだと思うので、弱風にするともう少し安くなると思います。
植物に風が直接当たってしまっても大丈夫?



風を直接あて続けると、植物が小さく育つ可能性があります。
よくネットでは「植物に扇風機やサーキュレーターの風を直接当ててはいけない」という情報を目にすることがありますが、必ずしもそうとはいえません。
もちろん、寒い環境の中で強すぎる風を当て続ければ枯れる場合もありますが、ふんわりした程よい風であれば直接当てても大丈夫。
実際、我が家では置き場所の関係で何鉢か直接風が当たってしまう植物がいますが、特に悪い影響は出ていません。
ただ、風が当たると、植物は倒れたり折れたりしないように、茎が太く短く育つ傾向があります。
そういった形に仕立てたいなら、むしろ直接風にあてて育てるのもアリです。
24時間つけっぱなしでも大丈夫?



特に問題ありません!
我が家では24時間つけっぱなしですが、特に問題は起きていません。
もちろん、「冷え込む冬の夜だけ消す」とか「昼間は窓を開けるので消す」などでもOK。
私はスーパーズボラ人間のため、つけたり消したりするのが面倒で24時間つけっぱなしです。
サーキュレーターは冬も使った方がいい?



エアコンや暖房をつけているなら、サーキュレーターも使うのがおすすめです!
冬だと気温や湿度が下がるので、観葉植物が休眠して光合成をほとんどしない状態になってしまいます。
そういった状態だと風通しがよくても、あまり意味がないので使わなくてもOK。
ただ、エアコンなどで室内を温めているなら、サーキュレーターを使うのがおすすめです。
サーキュレーターで空気を循環させると暖房効率がよくなってむしろ部屋全体が暖かくなり、10度~15度くらいの適温になれば観葉植物は冬でも育ち続けてくれます。
楽しいグリーンライフをお送りください!
この記事では観葉植物とサーキュレーターについて解説してきました!
今回の記事をまとめると以下のとおりです。
- 植物の生育が促進されるから
- 土が乾きやすくなるから
- 害虫の予防になるから
壁や天井に向けて首を振らずに回し続けるのがおすすめ
- 1ヶ月の電気代はどれくらい?
- 植物に風が直接当たってしまっても大丈夫?
- 24時間つけっぱなしでも大丈夫?
- サーキュレーターは冬も使った方がいい?





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